明科駅(あかしなえき)は、長野県安曇野市明科中川手にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)篠ノ井線の駅である。

特急「しなの」の一部、快速が停車する。また当駅始発の列車も設定されている。

歴史

  • 1902年(明治35年)6月15日:官設鉄道(後の日本国有鉄道)篠ノ井線西条 - 松本間開通時に開設。旅客・貨物取扱開始。
  • 1947年(昭和22年)10月13日:昭和天皇の戦後巡幸。長野駅発、当駅駅着のお召し列車が運行。
  • 1964年(昭和39年)5月14日 - 昭和天皇、香淳皇后が第15回全国植樹祭開催に合わせて県内を行幸啓。お召し列車が発着。
  • 1982年(昭和57年)10月31日:貨物取扱廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)9月10日:西条 - 当駅間ルート変更。
  • 2016年(平成28年)
    • 4月30日:みどりの窓口営業終了 。
    • 6月1日:業務委託駅化。同時に西条 - 冠着間各駅の管理業務を松本駅に移管。
  • 2022年(令和4年)度末:駅舎リニューアル工事完了、新駅舎供用開始。
  • 2023年(令和5年)10月28日 - 駅前広場を改修
  • 2025年(令和7年)
    • 2月:篠ノ井線の駅番号にSN 08を設定。
    • 3月15日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。東京近郊区間に編入される。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。留置線を備える。

松本方面は田沢駅まで複線。長野方面は第一白坂トンネルが複線化可能な構造だが単線での併用である。

ステーションビルMIDORIが駅業務を受託する松本駅管理の業務委託駅。指定席券売機設置。改札口にはSuica対応の簡易改札機の入場機と出場機が設置されている。

駅周辺では3000羽以上のカラスが夜間ねぐらとしている。鳥害対策のため2008年2月には下りホーム北側に罠を試験的に設置していた。

のりば

  • 松本 - 篠ノ井間の中間駅で唯一発車メロディが設定されている。

利用状況

JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は806人である。

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。

一日平均乗車人員(単位:人/日)

駅周辺

駅舎は西側のみにあり、東側へ直接の連絡は駅近くの歩道橋を介してとなる。かつては駅北側に踏切があったがすぐ北側に立体交差橋が完成するに伴い廃止された。

バス路線

「明科駅前」停留所

  • 安曇野市バス - 穂高駅方面
  • あづみ野エンジョイバス(季節運行) - 大王わさび農場方面
  • 松本市営バス - 四賀方面
  • 生坂村営バス - 生坂村方面
  • 池田町営バス 明科線 - 池田町方面

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
篠ノ井線
  • 特急「しなの」一部停車駅
□快速
田沢駅 (SN 07) - 明科駅 (SN 08) - 西条駅 (SN 09)* - 坂北駅 (SN 10)* - 聖高原駅 (SN 11)
*:一部の快速列車は西条駅および坂北駅を通過する。
■普通(「みすず」含む)
田沢駅 (SN 07) - 明科駅 (SN 08) - 西条駅 (SN 09)
1988年(昭和63年)までは、当駅 - 西条駅間に潮沢信号場が存在した。

脚注

記事本文

利用状況

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 駅の情報(明科駅):JR東日本

明科駅前広場が完成しました 株式会社長野技研|長野県の建設コンサルタント

JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(明科駅)

明科散策

明科駅 (JR篠ノ井線)/アカシナエキ ジェイアールシノノイセン(明科中川手/明科駅/駅(代表)) by LINE PLACE

明科駅の周辺観光情報 STAYNAVI