友田信号場(ともだしんごうじょう)は、かつて東海道本線にあった信号場である。1903年(明治36年)に複線化された金谷 - 堀之内(現在の菊川)間の金谷から4.8 km、堀ノ内から4.5 kmの位置(現在の静岡県菊川市倉沢)に1907年(明治40年)3月14日に設置され、1949年(昭和24年)7月12日に廃止された。上り線に沿ってスイッチバックする引き込み線を設け、待避線として用いた。跡地には引き込み線跡の築堤が残る。

歴史

  • 1907年(明治40年)3月14日:金谷 - 堀之内(現在の菊川)間に開設。
  • 1949年(昭和24年)7月12日:廃止。

周辺

農地が多いが、当信号所跡付近は茶畑として茶の栽培を行う所が多い。静岡県道79号線との間には東海道新幹線が通っているが、当信号所跡付近はトンネルとなっているため、列車の観察をすることはできない。なお、当項では信号所廃止後の施設や道路の解説を行う。

  • 下倉沢茶農協 - 茶業の倉庫。
  • 流通サービス 事業所
  • 子安観音
  • 倉沢農村公園
  • 倉沢津嶋神社
  • 静岡県道79号吉田大東線
  • 静岡県道234号吉沢金谷線

跡地

信号場があった当時の遺構はほぼ残っていないが、引き込み線跡にある築堤がそれに該当する。

隣の駅

東海道本線
金谷駅 - 友田信号場 - 堀之内駅
  • 堀之内駅は1956年(昭和31年)4月10日に菊川駅へ改称した。

脚注

参考文献

  • 「菊川地域鉄道史」(菊川町編纂委員会編集/平成元年11月菊川町発行)

関連項目

  • 日本の信号場一覧

余部信号場

吹田信号場

余部信号場

北赤湯信号場・現地編

江田信号場折返線